2013年12月9日月曜日

47RONIN (吹き替え版 2D)

2013/米 上映時間121分
監督:カール・リンシュ
脚本:クリス・モーガン
ホセイン・アミニ
撮影:ジョン・マシソン
製作:スコット・ステューバー
バメラ・アブデ
エリック・マクレオド
製作総指揮:クリス・フェントン 他

キャスト:キアヌ・リーブス (カイ)
真田広之 (大石内蔵助)
柴咲コウ (ミカ)
浅野忠信 (吉良上野介)
菊池凛子 (ミズキ)
赤西仁 (大石主税)


63点


"断然擁護派。何故なら吹き替え版で観たから”
『47RINON』観るなら吹き替え版をオススメします。
主要キャストは全員本人が声を当ててるんで、台詞に違和感がないどころかめちゃくちゃかっこいい。
キアヌの声もお馴染みの森川さんで嬉しい所。

台詞の違和感から来る気恥ずかしさが吹き替えだと全く無いです。
むしろ英語よりいい。
全編日本語の台詞のおかげでぐぐっと映画が締まってます。
真田さんの、「我ら四十七士」の台詞は正直鳥肌立つぐらいかっこ良かったです。


役者さんに関しても文句無し。
特に真田さん、相変わらずいいです。
さすがJAC出身。殺陣キレキレ、迫力抜群。
『ウルヴァリン:SAMURAI』で真田さんがラスボスじゃない事に不満を抱えていた自分にとって、吉良の首を掲げての討ち取ったりは多いに溜飲を下げました。

これからもどんどん活躍してもらいたいです。

柴咲コウも美しい。
キアヌと並んでも全く釣り合ってる。
つり目な感じがアジアンビュー。

赤西仁さんもこんなに存在感ある役者だったとは。
特に面構えですね。力強い。


肝心の忠臣蔵も、モチーフとして使っていると考えればそんなに目くじら立てる程でも無いし、アジアごった煮の世界観も好みです。

俳優良し、世界観も好み。
ただ、その代わり浮かび上がってきたのは、根本のお話としてのダメさと中途半端さですね。


特に気になったのは、討ち入りの理由が、”主君への忠義”より、”姫への愛情”に重点が置かれていたこと。
キアヌの姫への愛が後付けの設定で、しかも設定として弱いから、お話として燃えられない。

向こうの人への配慮かもしれないですけど、”忠の精神”が理解出来なくても、”リベンジ”ぐらいの軽いニュアンスで仇討ちは分かると思うんだけどなぁ。

少なくとも日本人にとってお姫様救出の件は蛇足でしかないです。
純度高めの男達の話に余計なものが入ってしまった。

そのせいでクライマックスの討ち入りシーンも、仇討ちと姫救出でお話が分裂してしまって今ひとつ盛り上がりに欠ける。
燃える多勢に無勢感は無いし、展開も淡白で戦いも白熱しない。

絶体絶命で天狗から授かった刀の力が発動するとかしてよ!
フシギのクニのジパングなんだからもっとめちゃくちゃやってよ!!

天狗もいいです。
竜もいいです。

ただ、中途半端が一番いけない。
やるならちゃんと。


血判状はベタだけどグッときてしまった。


松の廊下に辺る部分も、あれ首謀者は菊池凛子な訳で。
浅野忠信はなんか「あーん、あーん」言って勝手に手首からクモが出てきましたけど、あのクモに吉良の力が宿ってんのかもしれないですけど、なんだか間抜け過ぎるしよく分からない作戦になってますよ。

そこは吉良が何か企ててたにしないと。
観てるこっちは、仇討ちの意味そのものが揺らいじゃう気がするんですよ。
後半のエモーションを削ぐような改変よく無い。

アメリカ人には喧嘩両成敗の概念が無いって言っても何か他になかったのか。



吉良への愛で動いてたのか、何なのか。
そこらへんもよく分からん。


とまあ文句多めですが、トータルで言うと嫌いではないです。
天狗とのバトルの残像演出だとか、好きなシーンも結構ありまし、やっぱり吹き替えのクオリティの高さに持ってかれました。
逆を言うと、字幕で観たら恥ずかしくて映画に入り込めなかった気が。

これから観ようと思っているならば、激しく吹き替え版をおすすめします。

あと、忠臣蔵感を求めるのであれば『ゼロ・ダークサーティ』をこそおすすめしますよ。


・めくるめく、キネマの思ひ出/ゼロ・ダークサーティ

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